2002年 四季折々に手記

冬の訪れ

冬の訪れを感じる日々
大山の中腹まで登れば
紅くそまる山肌が見えた
山頂はうっすらと雪化粧
まるで自然がおりなす
風景のドラマにも見える
感動の思いで胸いっぱい
やっぱり訪れてよかった
深く心に刻みこまれる

 

バラの花

美しいナニワイバラの花
道行く人々が眺めていた
しばらくたたずみながら
白いバラの花を見つめる
やさしい微笑みにみえた
深く感じて撮影をすると
さわやかな気分になれて
かろやかに家路にむかう

 

自然の風景

大山の高原からながめる
素晴らしい美保湾の風景
多くの人が展望台にたち
美しい景色に魅了される
新緑から紅葉にそまり
やがて訪れる白銀の世界
いつの季節から眺めても
私の心をいやしてくれる
自然の風景にありがとう

 

秋の情景

いつのまにか秋らしい風
冷たく感じるときもある
高くそそりたつ大きな木
見あげれば秋風にゆれる
イチョウの葉も色づいて
ひらひらと風に吹かれる
一面が黄色の落葉になり
イチョウの木をうずめる
きれいな秋の情景が浮ぶ

 

花の友達

だれかが私によびかける
そんな気がしてふりむく
一花一花が愛らしく咲く
ニチニチソウの花だった
もっと近くにきてごらん
花の友達になりましょう
優しい笑顔にさそわれる
おもわず手をさしのべて
ありがとうとささやいた

 

花のお便り

風に吹かれて花のお便り
近くの花畑に山ユリの種
春の季節に芽吹いている
夏になれば白いユリの花
いっぱいに美しく咲いた
今年は我が家の花畑にも
幸せを感じる花のお便り
うれしそうに咲いたから
ながめていて楽しくなる

 

つがい鳥

なにを語りあっているの
楽しそうによりそう姿
ほほ笑み追かけていたら
過ぎ去りし年月がうかぶ
なぜか楽しい日々ばかり
思いだされてなつかしい
いつまでもいたわりあい
池の中を回るつがい鳥
和む風景に想いをよせる

 

ひまわりの花

どこまで続く黄色の花畑
どの花も朝日に向かって
元気よくならんで見えた
とまどいながら近づいて
写真を撮ってもいいのね
そっと聞いてみたくなる
あなたを待っていたわ
楽しそうに笑いかける
花に嬉しくて心がはずむ

 

喜ぶ花々

みちぞいの前庭に咲く
花菖蒲の花々が見える
華麗な花に感動していた
撮影したいとおもうけど
太陽の日ざしが辛いから
車のなかで迷っている
ご主人が笑顔で勧められ
花から花へと回り感じる
愛される喜びが伝わった

 

やすらぐ

季節の花々が咲き誇り
各地の名所案内を見れば
いつも可憐に咲く花園
私も行って見たいと思う
近くの庭に咲いている
ザクロの花が誘っていた
ほのぼのとした花の色
私の心があたたかくなり
やすらぐ花に感謝する

 

夢をみて

みんなと楽しく語りあい
青い海原をながめながら
白い浜辺を走っていたら
つめたい波がきもちよい
すがすがしい風が吹いて
私の体をひやしてくれる
なんて幸せなのと喜べば
目がさめて夢をみていた
もっともっと夢でいたい

 

朝つゆ

私の一日がはじまる朝
ゆっくりとおきながら
きのう見た花を思いだす
浜辺で一面に咲き誇る
ハマヒルガオの花とあう
潮風に優しくゆれながら
朝つゆが光りながれる
可憐な花々の風景を思い
今日も和やかにすごせる

 

メロディ−

ブナの原生林が活きて
静かな空間にきこえる
風に吹かれる原生林
ブナの木々のさざなみ
小鳥たちのさえずり
楽しい語らいに聞えた
目をとじながら楽しみ
なんて素敵なメロディ-
心につよく沁みとおる

 

なごむ花

ちかくの神社で春祭り
さそわれてお参りにいく
どうかお守りくださいね
手をあわせて祈ってみる
境内のすみに咲いていた
愛らしい野花がほほえむ
きっとお願いはとどくわ
こんなに小さな花なのに
心なごむ花にみたされる

 

春の訪れに

さわやかな空がきれい
小春日和がここちよい
まちこがれていた春
感じさせてくれそうだ
木々や花々が芽ぶいて
ながめていると楽しい
春の訪れに喜びながら
私も元気になれるよね
春の大山にといかける

 

 

2001年12月 手記

ほほ笑み

動けなくなって思う
私の笑顔が優しくなる
まわりの笑顔も優しい
じっと花をみつめても
ほほ笑みに見えてしまう
元気なときには思えない
笑顔なのに涙がこぼれる
泣きながら笑ってしまう
楽しいのか悲しいのか
わからない私のほほ笑み

 

夕日の情景

夕暮れに思ってしまう
楽しく過ごせたのか
私のできることなら
何でもしたいと思うのに
いつも 考えてしまう
夕日が窓からさしこむ
誘われるように見ると
空が赤くそまっている
いつも眺める風景だけど
日々 ちがって見える

 

初冠雪

季節のうつろいを感じる
あちらこちらで初冠雪の
お便りを聞くようになる
国立公園大山の風景も
さまざまな姿が見える
新緑と紅葉の風景も
素晴らしいと思うけど
好きなのは白銀の大山
心やすまる風景になる

 

淡い夢

広大な空と海のなか
波の音を聞きながら
みたされる船の旅
つぎからつぎへと
うつりかわる窓の風景
楽しくなる汽車の旅
のんびりと名所めぐり
神社や寺で手をあわせて
旅をするのが夢だった
もはや淡い夢なのか

 

コスモスの花

そよそよと吹く秋風に
折れそうに見えるけど
可憐に咲いている
コスモスの花を見ると
ゆらゆらとゆれうごく
私の心がかさなる
細い茎にささえられて
生き生きと咲いている
勇気をあたえてもらう

 

白い波

海が見たくなった
病気とたたかう日々
ゆらぐ心のように
白い波がおしよせる
遠くのほうを見れば
穏やかに見えるのに
波うちぎわでは激しく
次々と飛び上がる
すべて あらい流してと
波を追いかけていた

 

美しい花

きれいなサザンカが
垣根ぞいに咲いていた
写真に撮ってみたいと
カメラを向けている私
数本の花をきりながら
さしだされた笑顔
優しい人の心にふれて
サザンカの美しさと
心ある美しさを知る

 

千両の実

遠くからでも見えた
誘われるように近づく
あざやかな赤い色だ
きれいな実だと眺める
大きな千両の植木を
しばらく見ていると
暖かいともし火に見える
ほのぼのとぬくもりを感じ
和やかな気分になれた

 

朝やけ

楽しい夢をみたのか
朝 目がさめたら
心も体もここちよい
窓をあけてみれば
赤く染まった雲が
大山にたなびいている
夢がかないそうと
思ってしまう風景に
元気にさせてねと
おもわず祈っていた

 

モミジの葉

木々が色づく季節になると
紅葉の風景が見たくなる
なぜか新緑のモミジも
きれいに見えるけど
赤くそまる風景にひかれる
早く見ないと散りそうな
気がして木々を見つめる
ひらひらと散る色づいた
モミジの葉に感動する

 

菊の花畑

ふと車の中から見える
美しい色彩の花畑
誘われるように行くと
菊の花々が一面に咲き
魅せられて撮ってみる
まるで花リレ−を楽しむ
今日も きれいな花と
素晴らしい出逢いをした